おはこんばんちは。
久々に読んだ本の感想です。
タイトル:後妻業
作者:黒川博之
最初タイトルを見て、以前あった事件をヒントにした小説かなと
思ったのですが、表紙の絵があまりにもリアリティだったので
思わず手に取りました。
あまり、期待せず読んだのですが結論から言うと面白かった。
大まかなストーリーは、資産家の高齢の独り者男性を結婚相談所を通して
近づき次々と殺して遺産を相続する後妻業を生業としている女性を
描いた小説です。
後妻業を暴こうとする家族と頼まれた弁護士、探偵(元警察官)と
後妻業の小夜子と、後ろで操る結婚相談所のオーナー柏木との
やり取り、後半はいよいよ小夜子と柏木の正体が暴きだされていくところは
胸がスーッとします。
小夜子と柏木の大阪弁での会話がテンポがよくとても面白い。
読みやすいので一気に読みました。
少しバイオレンス(暴力)場面もありますが、味方が敵をやっつけるという
感じなのでそんなにきつくは感じません。(むしろ痛快)w
表紙の絵は作者の奥さんの作品との事です。
実際に似たようなニュースがありましたが、本が先に書かれた様です。
直木賞受賞しているらしいので、ぜひその本も読んでみたいと思います。
本を読むときは、カサカサするのが気になるので
いつも、カバーを外して読みます。
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Good luck